読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

タロット占い師 一ノ瀬クシラのブログ

タロット占い師 一ノ瀬クシラのブログです。

@TAROT

タロット占い師 一ノ瀬クシラのブログ

幸福の秘密について賢者が語ったこと(アルケミストより)

おすすめ本 大事なこと

Paulo Coelho Certain things in life simply have to be experienced and never explained. Love is such a thing

世界で最も賢い男が語った幸福の秘密とは?

 

どーも、クシラです。

 

ず〜〜〜〜っと読みたいと思いつつ、なかなかタイミングがあわなかった本を今読んでます。パウロ・コエーリョの「アルケミスト」です。

 

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

 

 

僕はよく友達や知り合った人に好きな本を聞くんですけど(そういえばお客さんにも聞いてますね)、何人かの人がマイベストとしてあげていたのがこの本です。

 

ただ主人公が羊飼いの少年ってところにまったく興味が持てなくて後回しになってましたー。

 

それがいざ読んでみると思っていたより断然面白い!!内容はぜんぜん違うけど、感覚的にはミヒャエル・エンデの「モモ」を読んでるときのような深い物語を感じます。

 

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

 

 

この「アルケミスト」のなかで「世界で最も賢い男が語った幸福の秘密」がでてくるんですけど、この話が短くて深かったのでここで紹介してみまーす。

 

ここからは軽いネタバレあり

 

この話はある店の主人が息子を旅にだすことから始まります。「世界で最も賢い男から幸福の秘密を学んでこい」と。

 

その若者は40日間砂漠を歩き回って、山の頂上にある美しい城につきます。そこに賢者が住んでるんですが、なかなか会えなくて、2時間くらい大きな部屋で待ち続けるんですね。

 

ようやく会えた時に少年はなぜきたか説明するんですけど、賢者は「今、幸福の秘密を説明する時間はない」っていいます。そして少年に宮殿をいろいろみてまわって、2時間したら戻ってくるように言います。

 

『その間、君にしてもらいたいことがある』と、二滴の油が入ったティー・スプーンを少年に渡しながら、賢者は言った。『歩きまわる間、このスプーンの油をこぼさないように持っていなさい』

 

少年は宮殿を歩きまわるんですけど目はスプーンに釘付けになっていました。そして2時間後、賢者がいる場所に帰ってきます。

 

そうしたら賢者が少年にいろいろ尋ねるんですね。美しい庭園や芸術作品、飾ってある調度品などに気がついた?と。でも少年は「実は何もみませんでした」と告白します。彼は油をこぼさないことだけに集中していたからです。

 

 『では戻って、わしの世界のすばらしさを見てくるがよい。彼の家を知らずに、その人を信用してはならない』と賢者は言った。

 

少年はほっとして、スプーンを持って、もう一度宮殿を探索します。今度はすべての芸術品を鑑賞して、庭園とかまわりの山々や花をみて感動します。賢者のところへ戻ると、彼は自分のみてきたものを詳しく話します。

 

そうしたら賢者は尋ねるんですね。「おまえにあずけた油はどこにある?」と。少年が持っていたスプーンをみると、油はどこかに消えてなくなっていました。

 

『では、たった一つだけ教えてあげよう』とその世界で一番賢い男は言った。『幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油を忘れないことだよ』

 

スプーンの油とは何だろう?

 

この話を聞いて、羊飼いの少年は何も言いませんでした。彼にはこの物語がよく理解できたからです。

 

羊飼いは旅を好きになってもよいが、決して羊のことを忘れてはならないのだ。

 

主人公は聡明な羊飼いの少年なので、こういう理解をするんですけど、今現代社会に生きてる自分たちにとって「スプーンの油って何だろう?」ってついつい考えちゃいました。

 

単純に考えると「今、手にしている大切なもの」が浮かびます。良い関係を築いている仲間や家族たち、仕事や家や健康など。あたりまえのように手にしているもの。

 

ただそればかりをみていては世界のすばらしさに気づけないし、世界のすばらしさにばかり夢中になってしまうとスプーンの油はこぼれてしまう。おそらくそれぞれにとって、それぞれのスプーンの油があるんでしょうけど「自分というものを成り立たせている核(根底)のような何か」をそこに感じました。

 

まったくうまくいえないんですけど、とにかく深いですよねー(笑)

 

ちなみに話の途中でさらっとでてきたって言葉も深いですよね。本棚もそうですけど、家もその人自身を深く語るものでもあります。家にいくといろんなことがわかりますよね。

 

アルケミストはこういった示唆に富んだ描写や逸話がよくでてくるので面白いですよ。興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

 

 

以上、今読んでる本が面白〜いっていう記事でした。

 

おーわり。